国際ボランティアのススメ

東京オリンピックまでもう少し!大会運営にどう関わって行くか、これまで様々な国際ボランティアに参加してきた経験から色々と書いていきたいと思います。2017年に台湾暮らしについて綴ったブログ「台湾・彰化暮らし」(google検索で出てきます!)もよろしくお願いします。

震災から10年

しばらく何も書いていなかったブログですが、震災から10年

 

2021年3月11日

 

震災の記憶は、やっぱり薄れてきています。

 

ただ、当事者の話を聞いたり、

この時期に知人たちと「そのときどうしていたか」を話すことが、

風化させないためにも続けていなければならないと思います。

私はスポーツボランティアが好きで、いろいろな大会に参加してきましたが、

日本のボランティアが神戸の大震災をきっかけに普及したこともあり、

果たして必要なんだろうか?という声に何度か立ち止まり、

そして今でもその意義について考えています。

答えは出ていません。

 

ただし、スポーツ大会にはボランティアは絶対に必要だと思っています。

それは単なる人手ではなく、

ボランティア自信が大きな舞台を経験し、成長できる貴重な場だからです。

まず、トップアスリートと会える機会なんてない。

選手村にいたボランティアは、雑談もできたとのこと。

全く違う世界で生きている人たちが交差する縁。

それだけでも貴重です。

しかも、大きな大会では責任感が問われます。

責任感がないボランティアはすぐ外されます。戦力外通知。

必死に食らいつき、何が選手にとって、関係者にとって最善なのか

自分の頭で考え続け、それを行動で示す必要があります。

どこの現場、仕事でも同じことだと思います。

 

TOKYO2020は、観客を入れないことになりそうで、

そうしたら、人手はいらなくなります。

ボランティアもほぼカットされるのではないでしょうか。

私は残念でなりません。

せっかくボランティアのおもしろさ、意義が日本に根付くチャンスだったのに。

しかし、命にはかえられません。

医療者の方々を尊重し、これ以上負担が増えないように・・・・。

音楽の力、スポーツの力、祭(ハレ)の力。

なにをもって成功というのかわかりませんが、

人の力で「やってよかった」という祭典になってほしい、

いえ、しなければならないと思います。

 

最後に、ネルソン・マンデラ Nelson Mandela 氏の

"Sport has the power to change the world"

をみなさまに。

10年後の2031年、世界はどのように変わっているでしょうか。

 


Nelson Mandela's iconic speech | Sport has the power to change the world